私は従業員数50名 年商2億円弱の洋菓子製造販売業の経営者をしております。現場からの叩き上げで2代目の社長として会社を引き継ぎました。昨今、持続可能な社会の実現に向けて弊社も少しづつ取り組みをしております。SDGsが社会で取り上げられるようになってからの当初は何か難しいことのように感じていました。しかし現段階での自分の印象はすごくシンプルなことのように感じています。社会を持続させていくためには何をしたら良いか?というとてもシンプルなものだと。
会社を持続していくには真っ先に従業員について考えることを始めました。私の修行時代は1日の労働時間は18時間ほどで年収も200万円程度でした。それがつい5年ほど前までその環境で働いていました。これで自分自身も会社も持続していくのは不可能だと感じていました。
会社、社会を持続させていくために賃金体制の見直し。労働時間の見直しをまず取り掛かりました。
厚労省のデータでは2022年時点の国民の平均所得は432万円というデータの上、私の従業員は320万円ほどなので、賞与制度を取り入れ、今の所360万円まで2023年は上げてきました。しかし会社は赤字です。しかし、個人のSDGsが会社のSDGsにつながると感じています。同時に人本経営に取り組み、先代のトップダウン式の体制から人を大切にする人本経営の体制に移行しました。福利厚生の充実、労働時間の改定。
労働時間も8時間の残業1時間で残業代も支給という体制にしました。この業界で8時間の労働時間では手に技術がつきにくくなりましたがあとは本人の努力に委ねています。機械的に働きたいものはそれでいいし技術を得たいなら練習が必要である、ということです。
あとは材料についても、やはりケーキというものは修行時代から感じていましたが綺麗に商品を見せないといけないので、ヘタなど本当に処分してしまうものが多く、2次利用もしにくい。しかし、スポンジの下手などやケーキの切れ端をパックにつめて販売するようになりました。
これはSDGsが言われるようになり企業側にもお客様側も勿体無いの意識が浸透し、このような取り組みが行いやすくなったと感じています。
